緊縛の罠 

どちらかといえば?女性向け 官能小説 

罠に落ち60歳近い年上の老人のオモチャ少女

地獄踊り

沙耶の醜態は、大評判を呼んだようだ。

あちこちから招待状が届き、

夜だけでなく 朝から、昼から、夜から

と予約満杯の状態になっていた。

沙耶に拒否権はない。

迎えに来られたボディーガードと称する男たちにつれていかれ

泣き叫び痴態をさらし、

SM拷問ショーの主役をやらされていた。

島津には「夫の用事で」と休む連絡をしたものの

沙耶は身も心もボロボロだった。

自殺したい・・

(島津先生・・最後に会いたい・・)

夫は、このショーでずいぶん出世するらしい。

沙耶はこれほど自分を惨めに感じたことがなかった。

おさないころから、ただ、両親、夫に従ってきた結果がこれだ。

私は間違っていたのだ・・

痛む体をベッドに横たえ、自分で痛み止めを飲んだがまったくきかない。

涙がとまらない・・

明日はようやくの休暇だ。

アトリエに行ける・・

明日を最後に自殺しよう・・

沙耶はそう思い定めた・・