緊縛の罠 

どちらかといえば?女性向け 官能小説 

罠に落ち60歳近い年上の老人のオモチャ少女

癒しのアトリエ

沙耶はアトリエにつくなり倒れこんだ

これ以上、立っていられない

痛めつけられた体が悲鳴を上げている

「沙耶!!」

島津が沙耶を床に倒れる前に抱きとめた

「どうした!?」

抱き上げて、前のベッドに連れて行く。

服を脱がし、一目で様子を理解した。

「すぐ来てくれ」どうやら医者を呼んでいる様子。

それから、島津が消毒液でそっと血の出ている部分を拭いていく。

ウゥウッゥ

その行為すら辛くて悲鳴をあげる。医者は5分とかからず到着した。

「素人拷問だ、ひどいもんだ・・・」

島津の荒々しい声。

医者のほうは冷静に沙耶を診察し、手当てをしていく。

ウゥ・・ヒィ

手当そのものも辛い

島津のほうが動転している様子だ

「麻酔してやってくれ・・聞いていられない・・」

以前、沙耶の鳴き声を楽しんだ島津の台詞と思えない

医者も、納得して「全身麻酔したほうがらくでしょうな」

と沙耶を眠りにつかせた。

それから、うとうとと・・

沙耶は眠りに落ちて行きながら

突然、「嫌あああああああ!!!!」体を痙攣させる。

「フラッシュバックでしょう」

医者の冷静な言葉。

島津が沙耶を抱きしめた。

その行為は、沙耶には苦痛かもしれないけれども

「沙耶 沙耶 僕がここにいる 大丈夫だ 大丈夫だから!!」

沙耶が、わかったのかわからなかったのか・・麻酔の効果か・・静まった

「島津くんが取り乱すのは初めて見るねえ」

医者は、老練で島津をちゃかす

「先生!」

島津は、唸るしかなかった

「君の大事な女性なのかね?」

「そうです」

島津の答えはきっぱりしていた。

「幸い、手術なども必要なさそうだし・・当分、痛みに苦しむだろうが・・ちゃんと治るよ」

医者の言葉にほっとした島津。

「それより、これだけ酷い目にあったというのは・・精神的に少し心配だな・・」

それは島津とて考えないことではない。

「僕がそばについています」

きっぱりとした断言。

「島津くんからそんな言葉が聞ける日が来るとはねえ」

医者は少しうれしそうだった。

「幸い、出血の割には酷い傷はない・・・とはいえ敏感な個所を責められたのだから痛みはかなりあるだろう。毎日、消毒と塗り薬と・・ああ、君は秘薬を持っていたな・・

とりあえず今日の分の飲み薬を置いていくが・・点滴のほうが良いな 麻酔しているし・・残りの薬は取りにくるように・・それから・・」

医者は言葉を切った。

「PTSDになる可能性があるが・・?」

「かまいません。僕が一生、沙耶を守ります」

医者はその言葉に満足したようだった。

「島津のやんちゃ坊も少しは大人になったかな」

眠り続ける沙耶・・