緊縛の罠 

どちらかといえば?女性向け 官能小説 

罠に落ち60歳近い年上の老人のオモチャ少女

契約

沙耶は思い切りの勇気をかき集めて、指定されたアトリエの扉の前にたっていた。

迷いはまだ、ある。

が、手はチャイムを押していた。

「どうぞ 沙耶さんですね?」

想像とは違い、気さくになかなか熟年ではあるがすらりと様子の良い男性が出てきた。

「ここは、アトリエで・・仕事とプライベートは分ける質でしてね・・

インスタントで失礼」

沙耶にソファに座るよううながし、ホットコーヒーが出された。

小さな応接室だが、置いてあるものは本物のアンティーク。

目の肥えている沙耶はそれがどれほどのものかわかる。

プライベート・・この画家のプライベートとはどんなものだろう・・

意識が夢想していく

「まずは契約の説明をね」

男はきびきびしていた。

「応募してこられたからには大体のことはわかると思うけど・・

(少し言葉を切って・・)

緊縛モデルです。簡単な仕事とは言いません。

作画中は私の指示に従って頂きます。

これが契約書。OKならサインしてください」

営業マンでも通るような、なめらかな説明。

でも、はしょられた部分に色々あるのだろう・・とはさすがの世間知らずの沙耶にも想像はできた・・

決心はついている・・

というより、この男に魅獏されている・・

沙耶は一気にサインした

もう・・もどれない・・・