緊縛の罠 

どちらかといえば?女性向け 官能小説 

罠に落ち60歳近い年上の老人のオモチャ少女

出会い

沙耶の一日は優雅だ。

家の家事をしてくれている女性に、多少の指示を出した後、自室にこもるのが最近の習慣になっていた。

自室で・・つい手に取ってしまうのは例の「緊縛写真集」である。

どんな気持ちがするものかしら・・?

そう考えた自分をはしたなく思い・・

が、そんな毎日の中、沙耶は出会ってしまった。

新聞に、島津画家が今度は素人モデルを使うという記事・・

応募要件は・・絵の完成まで(約二か月間)島津のアトリエに通えること。

25歳から35歳の女性。

島津の指定する緊縛のポーズに従うこと。

 

条件を満たしている・・

沙耶はとっさにそう思った。

島津は今回、熟女より、その中間の女性で心機一転を図る心づもりだ、と書かれていた。

 

それから、沙耶の葛藤がはじまる・・

ぼんやりと・・庭へ散歩に出てみたり・・

「奥様 昼食は召し上がらないんですか?」

お手伝いの声にも「食欲がないので・・」と適当に答える。

 

わたし、私は・・

女盛りの沙耶。

プロポーションには密かに自信ももっていたし、それは夫の自慢でもあった。

綺麗な飾り物のように生活している沙耶。

大きな胸にくびれた腰、女優のよう・・とお世辞を言われる。

・・

広告を手にし・・沙耶は・・