緊縛の罠 

どちらかといえば?女性向け 官能小説 

罠に落ち60歳近い年上の老人のオモチャ少女

鳴き声 2

沙耶は気が遠くなる時間を耐えていた。

時々、島津が乳首の重りを付け替える。

言われた通り、今つけられたのは片方が500g

リンゴ一個の重さだ。

い・痛・ぃぃ・・

沙耶の悲鳴は無視される。

柔らかな女性の性器と言っても良い乳首に、ギザギザのクリップ

さらに、そのような重さに耐えられるようにできていない場所に重り。

ズギ・ズギ・ズギ・・

あぁぁ・・ぎひぃぃいぃっ!!・

沙耶は声で痛みを緩和しようかというように鳴き続けた・・

「良い声だ・・その調子だよ」島津の声が憎らしい。

また島津はスケッチに戻った

沙耶は今や顔中に涙を浮かべている

沙耶は拷問にあっている女なのだ

島津が気まぐれに、重りを揺らす

ぐはっ・・ぅぐ

焼けるような痛み

はぁぁ・ぁ・ぁ・ぁぁぁ・・

(うん この鳴き声は・・)

島津は心の中で

(ちょっとやみつきになるな・・政治家の妻か・・でも島津も負けない権力・財力を持っている・・手に入れてみるのもいいかもしれない・・)

「沙耶、僕は昨日寝てないんだ。君の声は子守唄にぴったりだ 少し昼寝するから

鳴いててくれないか」

とんでもないことを島津は言い

惨め 屈辱 羞恥・・言葉では表せない・・

相手の子守歌のために、これだけの「虐待状態で鳴け」とそう島津は言っているのだ。

最後に島津はピアスにコード線を通して

「機械操作で、電流が流れる 子守歌だから弱にしてあげよう・・さあ、お泣き 僕の人形」

ひぃぃぃーーぃぃ・・

防音のこの部屋で何が起ころうと誰も知らない

島津と沙耶の二人だけの時間・・

それは、淫靡な島津という芸術家が生み出す世界だった・・

鳴き声

沙耶の日課となったアトリエ通い・・

昨日、あんな痛い思いをして・・まだ行くの、沙耶?

それは・・しょうがないから・・

沙耶の葛藤・・

アトリエにつく。

中から入るよう声をかけられて沙耶は、また、この「部屋」に入ってしまった。

見ると島津は、ソファに座ったままなにか熱心にスケッチブックに描き流しをしている。

沙耶は黙って、服を脱いだ。

それはここでの、規則。

この空間に居るときは沙耶は裸でいなければいけない・・

自分で体を隠しても行けない・・

島津は、まだ顔をあげない。

そうとう熱中しているようだ。

沙耶は、身のおきどころのない気分で立っていた。

やがて、島津が顔をあげた。

「待たして悪かったね。ああ、そのまま立っていて ちょとね、構想を練っていたから」

言われるまま、島津の前に立ち、島津の視線に、視姦に耐える沙耶。

(今までで一番、恥ずかしい気がする・・)

「やはり、沙耶は胸が最高だね それに、昨日思ったんだが良い鳴き声出す・・

「鳴き声が良い時に、沙耶の表情はさらに美しくなる・・」

独り言にちかい島津の声。

「今日は、沙耶の胸をもう少し研究してみよう こっちへおいで」

このアトリエが何室かに分かれているのは知っていたが、初めて入る部屋・・

暗い・・

この中にいろん女の鳴き声がこだまするような錯覚を沙耶は感じる。

「両手を後ろに」

こういう時の島津は機械的になる。

まずは両腕を背中で合わせて縛られる。

さらに、その両腕の紐に通すように天井にピンと縄を持っていき、天井とも沙耶が固定された状況を作る。

胸をと言われた割には、今日は胸は何もされていない・・

それが、かえって沙耶の恐怖をあおった。

ヒッィ

が、沙耶が声をあげたのは、木製の2枚の板だった。

島津が「これは乳房枷と言ってね」

てきぱきとそれを沙耶の胸に上下からはさみ、ついている金具を締め上げていく。

つまり板で沙耶は胸をはさまれ、その強さをあげられているのだ・・

うぅぅ・・(こらえきれずの沙耶の声)

「これぐらいで、ギブアップされたら困るね。これからなんだから」島津が淡々と。

締め付けはどんどん、強くなり・・やがては胸がうっ血するのではと思うほど・・

ああああぁぁぁ!!

沙耶の悲鳴はかえって島津を満足させた。

その鳴き声が聞きたかったんだよ 創作意欲をあげてくれるからね・・

さらに、例のごとく、今日は先がギザギザになった乳首クリップを挟まれる・

ぐげぇええぇー・・!!

沙耶は体をそらした・・

(痛さで頭にカスミがかかっていく・・)

両足は広げた形で床に足首とフックで固定されている。

が、それを恥ずかしがっている状態ではなかった。

「僕は【赤の女】を描こうと思っている。沙耶は素材として最高だが少々手をくわえないとね・・今は【赤の女】を描く準備段階なんだよ」

島津の声が遠くから聞こえてくる・・

「今日は、辛いだろうが、徹底的に沙耶の胸の感度をあげる」

きっぱりという島津。

言葉通り、何かを持ってきて、乳首クリップの先につけた。

あぅ! ああーーー! えあぁっ!

それは重りだった。

「まだ片方100gだよ 最高500gまであげる」

島津はさらに、それを軽く、うってゆらしはじめた。

えあああーーー! ああ!

(クリップだけでも痛いのに、さらに重り・・これは拷問と言って良い)

「その声 その鳴き声が今回必需品だね・・聞いててよくわかった・・」呟くように・・島津。

「君は絵が完成するまで・・鳴くことになる・・

その意味は・・わかるね・・?」

「さあ、続けよう」もうそれ以上無駄口はたたかず、島津はスケッチブックに集中する。

沙耶きつく胸をはさまれ、クリップの痛さもさることながら、その先に重りをつけられ・・

それでも、沙耶には自由がない

ただ、島津が解放してくれるまで耐え続けなければいけないのだ

こんな理不尽なことが・・

が、沙耶の人生は今、具現化されているのかもしれない・・

気の遠くなる痛み・・

三者が見ても、沙耶の耐える表情に圧倒されるだろう

沙耶は自分が、どれほど嗜虐心を煽る美しい顔をしているか知らない・・

ぁ・・ あぁ・・ はぁ・・ ・・ぁ・・

沙耶の息使いと、島津の描く音・・それだけの世界に二人はいた・・

 

 

再び・・

沙耶にとって、昨日は忘れ得ぬ1日だった。

使用人からも心配されたほどである。

今日は・・

沙耶は、考え込む・・

選べる状態ではない・・契約したからには行かなくては・・

(というより・・続きに興味があるのではないの・・? これは誰の声?)

結局、沙耶は約束を守った。

島津は昨日よりより、親密さを出して

「いろいろポーズを考えてたんだよ さあ、ここで服はいらない」

沙耶に服を脱ぐよう指示する。

私は、たった1日で・・この男の前で裸になることを当然のこととしている・・

(ショックを受けながらも、できるだけ表情に出さないよう努める沙耶)

「メインはね沙耶の耐える表情でいこうと思う。まあ、少々、練習も必要だね」

練習?

ひっかかる言葉

「今日はラフスケッチだから・・この着物を着て・・」

島津の動きに無駄はない

沙耶の恥ずかしさには気づいてないのだろうか・・?

沙耶を簡単に着物を軽く着せ掛け縛り・・

だが、それはかなり辛い姿勢を強要している

乳首に、笑顔で乳首クリップを挟んだ

えあぁあぁ・・!!

沙耶の絶叫が走った

「痛いよね・・これはSM用でラバーとかついてないし・・どう?」

沙耶は体を震わせて全身で痛みを表現している[

「島津・・せ・先生・・」

「ん? なに? 良い表情だ これをメインでいくかな」

イタイ 乳首がちぎれそう・・

沙耶の心情をわかっていて・・この男は・・

改めて恐怖が走った・・

(痛い 痛い 痛い・・それだけが沙耶の今のすべてだった・・)

沙耶の痛みに耐える姿が素晴らしいんだよ・・芸術賞を狙えるな

「沙耶 痛い?」

「・・は・い・・」

島津はそのクリップを思い切り引っ張った

ぅえぁぇあえあああ・・

獣の咆哮のような沙耶の声

縛られていて自由はない・・

(いい声で鳴くね もっと鳴かしてみたくなるじゃないか・・)

島津は笑っている・・

沙耶の頬に耐えきれず、涙が伝った・・

「そそるね・・でも、もっと続くんだよ・・」

優しい声で島津は言って、ラフスケッチにはいった

沙耶は自由を奪われた姿で耐え続ける・・

(自由・・私に自由なんてあったのかしら・・もしかしてこれが本当の私・・?)

 

 

 

吊り人形

島津は言葉通り、オーソドックスに沙耶を淡々としばっていった

麻縄・・現実で見るのは初めて・・・

それに恐れをなしている心中などものともせず

胸を突き出すように縛り、両手首を固定し、天井のフックにかける

そして、いきなり足場を外した・・

あぅ! ああーーー!

沙耶の悲鳴が響き渡る

手首だけで自分の体重をささえているのだから当然だ

島津は満足したように、沙耶を見た

「どう? 痛い?」優しい島津の声

「イ・・イタイです・・」

沙耶の返事。

「そうだろうね・・緊縛というより拷問で使われた方法なんだよ 吊りっていうのは 江戸時代にね・・」

のんびり話されるが・・沙耶にとっては言葉も耳に入らない時間・・

足台が置かれた

ぁ・・ あぁ・・

吐息をもらす沙耶

「こういう辛い時間が続くんだよ 今日からね・・」

楽しそうな島津

(さて、感度チェックからいくか・・)

島津が沙耶の全身を触診のように触り始めた

ぁ・・ぁ・・ ・・ ・・・ ・

「感度いいねえ かわいいよ 沙耶」

乳首をこねくりまわす・・

あ・・! ああー!

(うーん これは抜群の感度だね 嬲りがいがある・・)

沙耶は、自分が自分でないような気がしてきた・・

「今日は身体検査ね 沙耶が一番、綺麗な顔ができるように」

それから、沙耶は縛り方を変えられたり、あちこちを弄られたり・・

気が付くとぐったりと横になっていた

「おりこうさんだったよ 今日はもうお帰り 明日は今日と同じ時間にね」

沙耶は、自分がとんでもないことをしでかした」・・

奈落におちていく気分を味わっていた・・

アトリエでの時間

島津は値踏みするように、沙耶を見た

思った通り抜群のプロポーション

(縛りがいがあるな・・)

(さて、どういう方向性でいこうか・・)

「これからパートナーだ 沙耶と呼ぶよ」

男は簡単に言った。

「まずは・・構成を決めなくてはね・・いくつか色々な方法で縛ってみて構成を練るよ」

あっさり言われて・・

沙耶には、あまりにも早すぎる展開だった。

(もちろん島津はそれをわかっていて、やっている。ショック療法というヤツだよ 沙耶・・)

「まあ、オーソドックスにつってみるか・・沙耶 手を後ろに・・」

沙耶は操り人形のように、従った・・

始まり・・

「うれしいな 貴女のような方を求めてたんですよ

素人の初々しさ・・美貌・・縄の似合う白い肌・・素晴らしいプロポーション・・」

男は少し浮かれているようだ・・

実際、島津にとって沙耶は新しい作画欲をそそる素材だった

(バージンを奪う男の気分だな 心の中で微苦笑する)

着物姿の沙耶

若い娘と違って、着物を着こなしている

政治家の夫を持てば、それも当たり前か・・

現代の「団鬼六

テーマにぴったりの素材だ

「じゃ、脱いで」

当たり前のように言われ、沙耶はよろめいた。

まさか、いきなり言われるとは思わなかった。

「仕事だからね」

男の口調は少し厳しくなっている

威圧されるように・・逆らうことなど考えられない空気感のなか

おずおずと沙耶は脱いだ。

まず、帯をほどき

指定されていたように、下着はつけていない・・

(こんなこと 本当にする気? 沙耶・・)

誰かがささやきかける・・

男に言われ従う・・・

それはある意味、今までの生活でも変わりはない

でも・・

(葛藤がわかりやすくていいな。・・この女は・・)

そう島津に思われているとも知らず・・

沙耶は、とうとう裸体をさらした・・

契約

沙耶は思い切りの勇気をかき集めて、指定されたアトリエの扉の前にたっていた。

迷いはまだ、ある。

が、手はチャイムを押していた。

「どうぞ 沙耶さんですね?」

想像とは違い、気さくになかなか熟年ではあるがすらりと様子の良い男性が出てきた。

「ここは、アトリエで・・仕事とプライベートは分ける質でしてね・・

インスタントで失礼」

沙耶にソファに座るよううながし、ホットコーヒーが出された。

小さな応接室だが、置いてあるものは本物のアンティーク。

目の肥えている沙耶はそれがどれほどのものかわかる。

プライベート・・この画家のプライベートとはどんなものだろう・・

意識が夢想していく

「まずは契約の説明をね」

男はきびきびしていた。

「応募してこられたからには大体のことはわかると思うけど・・

(少し言葉を切って・・)

緊縛モデルです。簡単な仕事とは言いません。

作画中は私の指示に従って頂きます。

これが契約書。OKならサインしてください」

営業マンでも通るような、なめらかな説明。

でも、はしょられた部分に色々あるのだろう・・とはさすがの世間知らずの沙耶にも想像はできた・・

決心はついている・・

というより、この男に魅獏されている・・

沙耶は一気にサインした

もう・・もどれない・・・