再び・・
沙耶にとって、昨日は忘れ得ぬ1日だった。
使用人からも心配されたほどである。
今日は・・
沙耶は、考え込む・・
選べる状態ではない・・契約したからには行かなくては・・
(というより・・続きに興味があるのではないの・・? これは誰の声?)
結局、沙耶は約束を守った。
島津は昨日よりより、親密さを出して
「いろいろポーズを考えてたんだよ さあ、ここで服はいらない」
沙耶に服を脱ぐよう指示する。
私は、たった1日で・・この男の前で裸になることを当然のこととしている・・
(ショックを受けながらも、できるだけ表情に出さないよう努める沙耶)
「メインはね沙耶の耐える表情でいこうと思う。まあ、少々、練習も必要だね」
練習?
ひっかかる言葉
「今日はラフスケッチだから・・この着物を着て・・」
島津の動きに無駄はない
沙耶の恥ずかしさには気づいてないのだろうか・・?
沙耶を簡単に着物を軽く着せ掛け縛り・・
だが、それはかなり辛い姿勢を強要している
乳首に、笑顔で乳首クリップを挟んだ
えあぁあぁ・・!!
沙耶の絶叫が走った
「痛いよね・・これはSM用でラバーとかついてないし・・どう?」
沙耶は体を震わせて全身で痛みを表現している[
「島津・・せ・先生・・」
「ん? なに? 良い表情だ これをメインでいくかな」
イタイ 乳首がちぎれそう・・
沙耶の心情をわかっていて・・この男は・・
改めて恐怖が走った・・
(痛い 痛い 痛い・・それだけが沙耶の今のすべてだった・・)
沙耶の痛みに耐える姿が素晴らしいんだよ・・芸術賞を狙えるな
「沙耶 痛い?」
「・・は・い・・」
島津はそのクリップを思い切り引っ張った
ぅえぁぇあえあああ・・
獣の咆哮のような沙耶の声
縛られていて自由はない・・
(いい声で鳴くね もっと鳴かしてみたくなるじゃないか・・)
島津は笑っている・・
沙耶の頬に耐えきれず、涙が伝った・・
「そそるね・・でも、もっと続くんだよ・・」
優しい声で島津は言って、ラフスケッチにはいった
沙耶は自由を奪われた姿で耐え続ける・・
(自由・・私に自由なんてあったのかしら・・もしかしてこれが本当の私・・?)