緊縛の罠 

どちらかといえば?女性向け 官能小説 

罠に落ち60歳近い年上の老人のオモチャ少女

鳴き声

沙耶の日課となったアトリエ通い・・

昨日、あんな痛い思いをして・・まだ行くの、沙耶?

それは・・しょうがないから・・

沙耶の葛藤・・

アトリエにつく。

中から入るよう声をかけられて沙耶は、また、この「部屋」に入ってしまった。

見ると島津は、ソファに座ったままなにか熱心にスケッチブックに描き流しをしている。

沙耶は黙って、服を脱いだ。

それはここでの、規則。

この空間に居るときは沙耶は裸でいなければいけない・・

自分で体を隠しても行けない・・

島津は、まだ顔をあげない。

そうとう熱中しているようだ。

沙耶は、身のおきどころのない気分で立っていた。

やがて、島津が顔をあげた。

「待たして悪かったね。ああ、そのまま立っていて ちょとね、構想を練っていたから」

言われるまま、島津の前に立ち、島津の視線に、視姦に耐える沙耶。

(今までで一番、恥ずかしい気がする・・)

「やはり、沙耶は胸が最高だね それに、昨日思ったんだが良い鳴き声出す・・

「鳴き声が良い時に、沙耶の表情はさらに美しくなる・・」

独り言にちかい島津の声。

「今日は、沙耶の胸をもう少し研究してみよう こっちへおいで」

このアトリエが何室かに分かれているのは知っていたが、初めて入る部屋・・

暗い・・

この中にいろん女の鳴き声がこだまするような錯覚を沙耶は感じる。

「両手を後ろに」

こういう時の島津は機械的になる。

まずは両腕を背中で合わせて縛られる。

さらに、その両腕の紐に通すように天井にピンと縄を持っていき、天井とも沙耶が固定された状況を作る。

胸をと言われた割には、今日は胸は何もされていない・・

それが、かえって沙耶の恐怖をあおった。

ヒッィ

が、沙耶が声をあげたのは、木製の2枚の板だった。

島津が「これは乳房枷と言ってね」

てきぱきとそれを沙耶の胸に上下からはさみ、ついている金具を締め上げていく。

つまり板で沙耶は胸をはさまれ、その強さをあげられているのだ・・

うぅぅ・・(こらえきれずの沙耶の声)

「これぐらいで、ギブアップされたら困るね。これからなんだから」島津が淡々と。

締め付けはどんどん、強くなり・・やがては胸がうっ血するのではと思うほど・・

ああああぁぁぁ!!

沙耶の悲鳴はかえって島津を満足させた。

その鳴き声が聞きたかったんだよ 創作意欲をあげてくれるからね・・

さらに、例のごとく、今日は先がギザギザになった乳首クリップを挟まれる・

ぐげぇええぇー・・!!

沙耶は体をそらした・・

(痛さで頭にカスミがかかっていく・・)

両足は広げた形で床に足首とフックで固定されている。

が、それを恥ずかしがっている状態ではなかった。

「僕は【赤の女】を描こうと思っている。沙耶は素材として最高だが少々手をくわえないとね・・今は【赤の女】を描く準備段階なんだよ」

島津の声が遠くから聞こえてくる・・

「今日は、辛いだろうが、徹底的に沙耶の胸の感度をあげる」

きっぱりという島津。

言葉通り、何かを持ってきて、乳首クリップの先につけた。

あぅ! ああーーー! えあぁっ!

それは重りだった。

「まだ片方100gだよ 最高500gまであげる」

島津はさらに、それを軽く、うってゆらしはじめた。

えあああーーー! ああ!

(クリップだけでも痛いのに、さらに重り・・これは拷問と言って良い)

「その声 その鳴き声が今回必需品だね・・聞いててよくわかった・・」呟くように・・島津。

「君は絵が完成するまで・・鳴くことになる・・

その意味は・・わかるね・・?」

「さあ、続けよう」もうそれ以上無駄口はたたかず、島津はスケッチブックに集中する。

沙耶きつく胸をはさまれ、クリップの痛さもさることながら、その先に重りをつけられ・・

それでも、沙耶には自由がない

ただ、島津が解放してくれるまで耐え続けなければいけないのだ

こんな理不尽なことが・・

が、沙耶の人生は今、具現化されているのかもしれない・・

気の遠くなる痛み・・

三者が見ても、沙耶の耐える表情に圧倒されるだろう

沙耶は自分が、どれほど嗜虐心を煽る美しい顔をしているか知らない・・

ぁ・・ あぁ・・ はぁ・・ ・・ぁ・・

沙耶の息使いと、島津の描く音・・それだけの世界に二人はいた・・